熊野九十九王子(くまのくじゅうくおうじ)のなかでも五体王子の一つとして知られる藤白神社の秋祭りに奉納される獅子舞です。笛と太鼓に合わせて、金色の獅子が頭を振りながら猿田彦命(さるたひこのみこと)と向かい合います。
昭和41年に和歌山県指定無形民俗文化財に指定された藤白の獅子舞は、五人立ちの獅子で大きな胴幕の中に舞手が一列に並ぶように入り、優雅に舞います。