―演者のご紹介―

因幡麒麟獅子舞の会

(いなばきりんじしまいのかい)
関西伝統文化フェア
いなばのきりんじしまい
因幡の麒麟獅子舞とは
鳥取市を中心とした鳥取県東部から兵庫県北西部にかけて分布する獅子舞です。
中国の想像上の霊獣・麒麟を想起させる頭を用い、頭に付いたカヤ(蚊帳)と呼ぶ胴幕に二人が入って舞う二人立ちの獅子舞です。頭は、前後に細長く頭頂に一本の角がある形状で、獅子には、赤い仮面を着け、腰から瓢箪を下げ、「棒」「朱の棒」などと言う棒を持った猩々(しょうじょう)と呼ぶ役が付きます。
神社祭礼においては、獅子は神幸に加わり、あるいは単独で、神社境内や御旅所などの所定の場所で「本舞」「本練り」などという本式の舞を舞い、加えて氏子の家々を巡って「門舞」「門練り」などと呼ぶ短い舞を舞います。「キザミ」「スネオリ」「クネリ」などの名前が付いた動作があり、これらの動作を組み合わせた動作の型の繰り返しから、獅子舞は構成されています。
囃子は太鼓、笛、鉦で構成されることが多く、獅子は囃子にあわせ、地を這うようにゆっくり頭を回したり、ひねったり、伸びあがるように頭を上げたりして舞います。
特定地域内に濃密な分布をみせ、獅子舞の変遷の過程を考えるうえでも重要とされており、獅子舞としては全国初の国指定文化財にも指定されています。

演目
因幡麒麟獅子舞 「麒麟獅子舞演舞」
獅子は猩々に導かれて登場し、その後獅子だけで舞います。
音楽は太鼓と鉦と笛で、鉦の音で猩々が、太鼓の音で獅子が動くのが基本です。
舞い方は非常にゆったりしたもので、獅子頭を低くまわしたり、伸び上がったりします。
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当日の様子(Youtubeへリンク)

2023年1月15日(日)関西伝統文化フェアin奈良


  いなばきりんじしまいのかい
「因幡麒麟獅子舞の会」について
鳥取県東部に約350年前より伝わる麒麟獅子舞。これを実施・保存する50団体による共助組織です。
麒麟獅子舞の伝統文化を継承・育成し、各保存会の活力を援助することにより、鳥取県の伝統文化に寄与することを目的としています。

因幡麒麟獅子舞の会公式Webサイト